お付き合いの決め手

お坊さんの彼とお付き合いを決意した決め手は?
と聞かれたら、私の場合は答えが3つ。

まず、私はわりかし熱心なクリスチャンなので
そのことを理解してくれる人が理想像としてありました。

教会に行く事、お祈りを大事にしていること
クリスマスは恋人の日ではなくちゃんとキリストの誕生日として
お祝いすることを認めてくれる事、できれば一緒に教会に行ってくれる事…などなど。
この「宗教の理解」というのは案外人によっては難しいもので、
自分は無宗教かも?という環境で育った人にとっては理解が難しい場合もあります。
中には宗教嫌悪感を抱いている人もいるものです。
そもそも宗教儀式の独特な雰囲気に抵抗がある人もいるかもしれません。
その点、彼の場合はプロフェッショナル。私の大事にするキリスト教を批判するどころか興味津々な様子です。クリスマスには一緒に教会に行き(結婚後のクリスマスは一体どうなるのだろう?)話の節々で「こういう場合教会ではどうなの?」という具合にお互いの宗教を認め合っていました。

2つ目の決め手は食事のときの出来事です。
お付き合いする前、何度か一緒に食事する機会があったのですが、
「いただきます」「ごちそうさま」と手を合わせる彼の姿にハッとしたのです。
うまく説明できないのですがなぜかすごく美しく見えたのです。
普段は冗談ばっかり言って、ちゃらんぽらんに見えていた人ですが(ゴメン旦那さん!)
その瞬間「あれ?この人なんか持ってるぞ」という気配を感じました。
それと同時に「あ、仏教は命にちゃんと手を合わせるんだな。素敵だな。」
と当たり前な事に気づかされました。普段の私といえば、「いただきます」は言えても「ごちそうさま」を忘れる事もしばしば。毎日の食事を心から感謝することは豊かに暮らしていくために欠かせないことだと思っているので、この出来事は個人的にとてもポイントが高かったのです。

3つ目の決め手は…
また次回に書きたいと思います。

※写真は祖父の納骨で教会の墓地に訪れた時のもの

こじま あゆみ

滋賀県出身。キリスト教(カトリック)を熱く信仰する家庭で育つ。6人兄弟の長女でクリスチャンネームはマリア。 2014年春、お坊さんと恋愛結婚しお寺に嫁ぐことに。現在名古屋市にある真宗大谷派・開闡寺(かいせんじ)の若坊守として日々奮闘中。京都の老舗木版画店「竹笹堂」の元店長。