【10/7-15】京都東山永観堂にてアンビエントな限定夜間拝観『Pure Land Lights』開催。

こんにちは。イラストレーターとお坊さんの二足のわらじを履いている中川学です。彼岸寺さんでは、サイトのトップやバナーなどの絵を描かせていただいております。宗派で言うと浄土宗西山禅林寺派に属しているのですが、今回、僕の宗派がめずらしく一般の人向けに、面白い企画をしているのでご報告です。

来年は「宗祖法然上人立教開宗850年」の年。その記念事業としてこの秋、本山の京都東山永観堂を一般の人にも無料開放して、二つのイベントをしてみようと思っています。

昼の寺フェス この世のならひと、夜の限定夜間拝観 Pure Land Lightsです。

どちらも詳しくは特設サイト(https://honen850.jp)を見て欲しいのですが、特に「限定夜間拝観Pure Land Lights」は、ちょっと松本紹圭さんの提唱されている「アンビエント仏教」な内容な(気がする)ので、こちらで紹介させていただきます。

永観堂の境内で極楽浄土の光(Pure Land Lights/ピュアランドライツ)を体験してもらおう、と思っています。プロジェクション・マッピングで荘厳された境内、薄明かりの中お坊さんの声明が響く法然上人の大殿、ライトアップによりいにしえの彩色が浮かび上がる阿弥陀堂、本尊・みかえり阿弥陀如来と静かに向き合ってもらえる場を整えます。

さらに境内の中心の放生池では、平日と祝日、光る池上(水の上です)にお坊さんたちが立ち読経とプロジェクション・マッピングのコラボレーションが行われ、さらにさらに土日には、同じく光る池上にて能楽師・安田登一座と青年僧のコラボによる創作舞台「法然上人と室津の遊女」が奉納されます。ネット予約制で人数が限定されるので、境内は混み合うことなくゆったりと回遊してもらうことができ、それぞれの浄土を感じることができます。

ね、アンビエントでしょう?できればブライアン・イーノに見て欲しいくらい。法然上人の開いた「南無阿弥陀仏」を中心に据えた浄土の教えは、当時文字も読めない人たちにも仏教の素晴らしさを直感的に伝えられるところに独自性があったと思います。「Pure Land Lights」は中に入って感じる現代の「当麻曼陀羅」を作ってみる実験です。その試みを、立教開宗850年を迎える年に法然上人に捧げます。立ち会ってくれる人募集中。以下よりぜひご予約ください。


●限定夜間拝観Pure Land Lights  

期 間:2023年10月7日〜15日 18:00開門〜20:30閉門(20:00受付終了) 
場 所:総本山永観堂/京都市左京区 
参加費:参加無料ですが平日限定300名、土日祝限定500名の完全ネット予約制です。

※ご予約はこちらから
限定夜間拝観Pure Land Lights拝観予約申込フォーム https://haikanyoyaku.honen850.jp/application_form/haikan/haikan

浄土宗西山禅林寺派 宗祖法然上人立教開宗850年記念サイト 
https://honen850.jp
総本山永観堂
http://www.eikando.or.jp

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