パラベンス、ヴィジェジモ アーノス!Parabéns vigésimo anos !

インターネット寺院 彼岸寺、20周年おめでとうございます。
(タイトルはポルトガル語で“20周年おめでとう”です)

20年、言葉で言うと一瞬のようですが、積み重ねる時間としては途方もないように感じます。10年ひと昔、いえ、今や5年、3年でひと昔でしょうか……

そんな中、20年前から続けておられることに、ただただ感謝、感激するばかりです。

私もブラジルにきて17年になりました……

積み重ねたというよりは流れた時間の方が多かったように思います。ようやく積み重ねられるようになったなぁ、と感じている今日この頃です。

さて、こちら、ブラジルの各お寺では、コロナ渦中に出来ていなかった行事などが再開しはじめています。月々のお参りも以前と同じように勤修されるようになり、なかなか会うことがかなわなかった方々との再会が各地で喜ばれています。

4月8日には、各宗合同で花祭りが行われ、灌仏会場となったリベルダージ(東洋人街)の日本庭園には、多くの方が訪れました。

毎回来られる人、日本に興味のある人、ない人、仏教、お寺を知りたい人、旅行でたまたま来ていた人――皆さんが、お釈迦様のお誕生を祝う行事がサンパウロで行われていることを知り、驚き、喜びにあふれ、甘茶をかけておられました。

7月には当本願寺で長らく開催されていなかった青年大会も久しぶりに行われ、たくさんの笑顔が見られたそうです。

国内のイベントとしても、世界最大級と言われるLGBT+のパレード、世界各国の屋台が出店する青空市場、アニメフレンズというアニメフェス、七夕祭りなどなどが復活し、さらなる盛り上がりを見せています。

私も様々なフェイラ(道や、特定の屋内で出店する)に参加し、日本、ブラジルの花、猫、風景を描き続けています。

にゃぁの絵本、「何もできない猫」も上下巻にまとめ、ネット上のサイトで販売を開始しました。
(現在は上巻のみですが、今後下巻も追加されます。)

新しい作品も亀の歩みではありますが描き始めており、仏教の教えが少しだけでも伝わるような作品を書き続けていこうと思っております。

情報が錯綜し、自分の好みで選び取っていける現代において、今後も変わらずお寺の情報を、いつでも、だれでも、どこでも、キャッチできるように、 インターネット寺院 彼岸寺が存続してくださることを願い、お祝いの記事とさせていただきます。

1980年生まれ、2006年入籍とともにブラジルへ。 主人と出遇い、浄土真宗(本願寺派)を知る。 2017年、初の絵本『青い鳥がなくとき』刊行。 これからもこつこつと絵を描き、上達させ、 皆様に喜んでいただけるような作品を作りたいと思っています。 絵を描き続けることができるよう、皆様の応援、お待ちしています!