「しんせつ」のむずかしさ



あとがき

小さいころから、なんだかんだとオハナシをつくっていました。
あの雲の形は鯨さんみたいね、といって育ててくれた母のおかげです。
それは頭の中や、身近な人に話す、妄想や夢物語でした。

でも、本格的に絵を描き始めた2015年ころから、私ができることと、私がしたいことは、絵本づくりだと思ったのです。

私の人生を大きく変えてくれた浄土真宗と、愛猫にゃぁを描きたくて、このシリーズが生まれました。

「にゃぁとしんせつ」は、2月の如月忌(九條武子さんの御命日)に寄せてかいたオハナシです。

自分がいいことだと思い込んでしていることは、実はエゴにまみれた行いだったりするものです。それを恥ずかしいことだと思える、そして、自分はそういう人間なんだということを忘れずにいれるように、なりたいものです。

少しでも、多くの人に、広まりますように。なまんだぶ。


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1980年生まれ、2006年入籍とともにブラジルへ。 主人と出遇い、浄土真宗(本願寺派)を知る。 2017年、初の絵本『青い鳥がなくとき』刊行。 これからもこつこつと絵を描き、上達させ、 皆様に喜んでいただけるような作品を作りたいと思っています。 絵を描き続けることができるよう、皆様の応援、お待ちしています!