あとがき
小さいころから、なんだかんだとオハナシをつくっていました。
あの雲の形は鯨さんみたいね、といって育ててくれた母のおかげです。
それは頭の中や、身近な人に話す、妄想や夢物語でした。
でも、本格的に絵を描き始めた2015年ころから、私ができることと、私がしたいことは、絵本づくりだと思ったのです。
私の人生を大きく変えてくれた浄土真宗と、愛猫にゃぁを描きたくて、このシリーズが生まれました。
「にゃぁとしんせつ」は、2月の如月忌(九條武子さんの御命日)に寄せてかいたオハナシです。
自分がいいことだと思い込んでしていることは、実はエゴにまみれた行いだったりするものです。それを恥ずかしいことだと思える、そして、自分はそういう人間なんだということを忘れずにいれるように、なりたいものです。
少しでも、多くの人に、広まりますように。なまんだぶ。