彼岸寺をご覧の皆様、こんにちは!浄土真宗本願寺派公式の外部情報発信サイト〈他力本願.net〉運営スタッフです!
さて、インターネットが普及してからおよそ30年、お坊さんもインターネットを活用するようになってきました。「お坊さんがインターネット?」といったギャップに驚く声も、だんだんと少なくなってきたようにも思います。
インターネットの活用方法も、お経や法話のライブ配信やYouTuber、「坊主道」さんや今ご覧いただいている「彼岸寺」さんといった仏教ウェブメディアなど、様々ですよね。
ところで、浄土真宗本願寺派でも仏教をテーマにしたウェブメディアを運営しているのをご存知でしょうか?それがずばり、〈他力本願.net〉なのです……!
〈他力本願.net〉って何ぞや?
「え?他力本願?まさかの人まかせですか?」……いやいや、そうじゃないんです。「他力本願」というのは、他人まかせにするという意味合いではなくて、私たちに向けられた「必ず救う」という阿弥陀さまの願いを意味する言葉なのです。
そんなキャッチーな(?)ネーミングを持つ〈他力本願.net〉は、2013年4月より浄土真宗本願寺派の外部情報発信サイトとして運営を開始しました。外部情報発信というのは、これまで浄土真宗本願寺派とご縁の薄かった方へ向けて仏教の魅力を発信していくという意味ですね。
三つの魅力を社会に
しかし、どうしてこのようなサイトを宗派の公式サイトとして立ち上げるようになったのでしょうか?そこにはやはり、現代の仏教を取り巻く深刻な状況がありました。人々の価値観や生活様式の変化に伴い、次世代へ仏教の教えが伝わりづらくなりました。
そこで、これまで仏教とのご縁が薄かった方の悩みや関心に寄り添うことを目的として、「お寺、僧侶、教え」の3つが持つ魅力を活かした企画を実施し、社会に発信しています。これまでに実施した企画は実に様々。
例えば、街頭でグチを聞き、集めたグチをウェブサイト上で発信する「グチコレ」、若手僧侶がいのちと人生をテーマにお寺で音楽ライブを行う「LIFE SONGS」、仏教を題材にした謎解き脱出ゲーム「Toy × ボーズ」などなど……。協働しながら企画を立ち上げる過程で全国の僧侶や浄土真宗の関係学校の学生、異業種の方々との協力関係も構築されました。「他力本願.net」は、単なるオンラインでの情報発信を超え、3つの魅力を活かして「何か挑戦したい」という想いを持った人たちが集う活動拠点となりつつあります。
若者から高齢者を含めた「全世代へ」
〈他力本願.net〉の立ち上げから7年余り、インターネットをよく利用する層にも変化が見られるように。これまでの記事や企画は、どちらかというと若者向けの内容が多く占めていました。しかし、社会を見ると全人口のうち高齢者の割合が21%を上回る「超高齢社会」に突入し、高齢化は今後も加速すると予測されています。
そこで、今回のリニューアルを機に、若者世代のみならずもっと多くの世代に向けた情報発信に力を入れることに。新しく用意したトップページの画像では、多世代の方々に向けたウェブサイトであることをアピールしています。そのほか、各記事のサムネイルや文字の大きさを見直して、より記事を読みやすいデザインへと改良しました。また、SNSへのシェアボタン、お問い合わせフォームといった双方向性を高めるための仕組みを実装しました。
コンテンツの内容も、認知症や終活、まちづくり、写真、ボランティア……と、あらゆるトピックを通して仏教の魅力をお伝えできるよう努めてまいります。
「人生100年時代」を仏教と共に
医療の発達に伴って人類の寿命が延び、今日では「人生100年時代」(100歳まで生きることが前提になること)という言葉も盛んに聞くようになりました。ですが、その生き方についてはまだまだ模索を続けている段階ではないでしょうか?
一方で、仏教は2500年前から「生き方」について問い続けてきました。我々〈他力本願.net〉は、そんな仏教の教えを現代に活かすべく、様々な視点からチャレンジを続けていきます。もしかすると、我々のチャレンジの中にあなたの生き方を大きく意味づける「気づき」が含まれているかもしれません。新しくなった〈他力本願.net〉を是非ご覧ください!
追伸:協力者求む!
また、〈他力本願.net〉では企画を一緒に立ち上げ、協力してくださる方や、記事の寄稿、情報を寄せてくださる方を随時募集しております。〈他力本願.net〉を舞台に、「お寺」「僧侶」「教え」の魅力を社会に届けるべく、何か挑戦したい!という方がおられましたら、是非ご連絡いただければ幸いです。
<他力本願.net URLはこちら>
https://tarikihongwan.net/
<他力本願.net お問い合わせフォームはこちら>
https://tarikihongwan.net/contact