お寺革命会議始めます

はじめて寄稿させていただきます。
株式会社くうる代表の武智勝哉（たけちかつや）と申します。

この度、東京都町田市にある祥雲寺という曹洞宗のお寺にご協力いただきまして、「お寺革命会議」と銘打ったイベントを定期開催させていただくこととなりましたのでお知らせいたします。

盛り上がるお寺イベントとくうるの挑戦

昨今、お寺を活用した様々なイベントが行われ、以前よりもお寺を身近に感じるようになった方も多いかと思います。

ただし、その多くは「イベントのためにお寺に訪れる」という非日常的な繋がりしかなく、日常生活の中ではまだまだお寺に訪れる機会は増えていないのが現状です。

わたしたちは、この「日常的なお寺との繋がり」こそ、現代の人とお寺に必要な関係をつくるために最重要だと考えています。

理由は2つで、「死への耐性獲得」と「”個の時代”に必要とされるオフライン拠点」が現代日本に必要だからです。

1年経つと100人に1人には会えなくなる日本において、その死と真剣に向き合うタイミングは非常に限られています。

お寺にはリアルな生死のストーリーが存在しており、かつお坊さんはそのストーリーを取り扱うプロフェッショナルです。お寺に日常的に接するようになると、毎日亡くなった旦那さんのお墓の前で泣き崩れるおばあさんを目撃したり、談笑の途中で慌ててお通夜に行くお坊さんも見ることになり、死をより身近なものとして捉えるようになります。

また、”何者かになること”を強要される強い個性を求められる現代において、インターネットの普及によってオンライン上の繋がりは広くなりましたが、そのどれもが「強くあるべき」場所になりつつあります。

そこで、いまこそお寺を開放することで「ありのまま」「弱くいられる」居場所を創っていきたい。

事業の根本にはこれらの想いが強く存在しています。

全国でマネできるモデルケース創りを

定期イベントと前述いたしましたが、本事業は下記のように1ヶ月のサイクルで様々な事業検証を進めてまいります。

STEP 1　事業企画イベント

毎月1回、1ヶ月間掛けて検証を行うテーマ設定、および目標数値などを設定する事業企画会議をオープンに開催します。
当面は「お寺のコワーキングスペース化」を軸として、どのユーザーをメインターゲットにするか？を参加者とともに議論していきます。

オープンに開催する意図としては、お寺は社会の公器であってほしいとの想いから、サービスを創る上でも実際のユーザーの意見を直に取り入れながら進めていきたいと考えているためです。
もちろん現地の副住職を含め、お坊さんにもご参加いただき一緒に創れるサービスを模索していきたいと思っています。

STEP 2　検証準備

イベント後、参加者から出た意見を参考に、ターゲットを呼び込むために必要な設備の購入や、宣伝を実施していきます。
快適なインターネット環境、イスや机などの共通的な備品から、音楽制作に必要な専門機器など、様々な物品を準備します。資金はクラウドファンディングを活用して集めていく予定です。

STEP 3　事業検証

実際に2週間ほどターゲットを集めることを目的として、コワーキングスペースを弊社が運営いたします。

STEP 4　検証結果まとめ

検証結果をレポートとしてまとめ、全国各地のお寺に紙面もしくはインターネットを通して公開します。レポートを見れば始めるために必要な手順がわかるものを提供していきます。

ターゲットを変えながら細かいサイクルを続ける理由は、全国7万以上存在するお寺を画一的に「コワーキングスペース」として終わるのではなく、「デザインするなら○○寺」のように地域の特色やお坊さんの趣味・特技、集まる人に応じて特色をつけていってほしいので、目的の人を集めるためには何が必要なのか？を検証するためです。

お寺という日本人の中では統一されたブランドを活かしつつ、多様性を持った居場所を全国各地に創りたい。そんな想いで事業を進めてまいります。

9/14に初回イベントがあります！

イベントの詳細は下記をご覧ください。
彼岸寺にお参りの皆さまにも寄稿されている皆さまにも、ご興味を持っていただけたら嬉しいです。

日時	9/14（土）朝 6：30 ~ 10：00
場所	東京都町田市高ヶ坂7-15-1 龍澤山 祥雲寺
イベントURL	https://temple-revo-001.peatix.com/

▼ご不明点はメールまたはTwitterアカウント(代表の武智)宛にご連絡ください
E-mail：info@kool.co.jp
Twitter：https://twitter.com/Katsuyasan88/

▼代表の個人的なお寺・仏教への想い
こちらのリンクからnote記事をご覧いただけます。
https://note.mu/katsuyasan/n/n5f0359a70fe1