はじめまして。禅宗の僧侶で雄山と申します。
皆さま「般若心経」というお経をご存知でしょうか?「当然、写経もしてるよ」という方から「名前は聞いたことがあるよ」という方までいらっしゃると思いますが、日本で一番有名といわれているお経です。
そんな「般若心経」のイメージといえば、写経や供養、空(くう)の教えなどでしょうか?実は私の般若心経のイメージは「かっこいい!」です。
もちろん、有り難い、美しい、難解など、人それぞれの般若心経のイメージがあると思います。そんな般若心経をもっと身近なところから体験して頂きたいとの思いから、般若心経に親しむためのアプリを作りました。(アプリ詳細は記事の最後にて。)
絵文字の般若心経!?
現在では難しそうと思わがちな仏教ですが、江戸時代には般若心経を唱えることが大流行したそうです。文字の読めない人のための絵文字の般若心経もありました。
また、他の仏教国ではお経を歌のように唱えています。日本の荘厳な読経とは違う、とても柔らかな響きを感じます。
仏教はとても自由で懐の広いものでした。そんな中で、もっと現代に即した形で親しめる般若心経があってもいいのではないかと考え、般若心経アプリを作ろうと考えました。
般若心経を唱える体験、アプリがサポートします。
般若心経に親しむ方法でポピュラーなのはやはり写経でしょう。ですが、このアプリでは唱えてみる、読んでみるという体験を重視したものにしました。
ただ、唱えてみるといっても、ただお経の本を渡されただけではどう唱えれば良いのか、作法はどうすればいいのかと迷ってしまいます。
私もそうでしたが、見習いの僧侶も修行寺に入り、全く作法も知識もないところから、先輩の見よう見まねで覚えていきます。
そのような経験もあり、このアプリでは初心者の方でも唱えやすいようにと工夫をしました。アプリが鐘を鳴らし、ポクポクとリズムを作り、作法にとらわれることなく、初心者の方も自然と唱え方を身につけることができるでしょう。
般若心経365 – アプリではじめるお経入門
前置きが長くなりましたが、アプリの詳細です。
アプリの名前は「般若心経365」(はんにゃしんぎょうさんろくご)といいます。般若心経を唱えることで、その意味の書かれた般若カードがもらえます。全部で約40種類用意されていますので、ぜひ集めてみてください。
修行のために唱えるもよし、供養のために唱えるもよし、お経の意味を味わうもよし、ぜひ皆さまもそれぞれにとっての般若心経の良さを体験し、見つけてみてください。
このアプリが皆さまにとって仏教に親しむきっかけになれれば嬉しいです。
合掌
※アプリ内での唱える作法は、入門向けに専門的にならず、シンプルで、なるべく特定の宗派に偏らないように心がけました。慣れてきたらご縁のあるお寺で作法を習うのもいいと思います。
名称:「般若心経365」
プラットフォーム:iOS、Android
価格:無料
言語:日本語、英語