Q. 実家の菩提寺に久しぶりに伺いたいなと思っているのですが、お寺の方になんと思われるのか気になります。そのようなことは時々ありますか?

A. たまにありますし、ありがたいことだな、と思います。

この方は「私は子供時代には祖母に連れられて実家の菩提寺にお参りに行ったりしていたのですが、長い間お参りに行っていません。 旅行などではお寺に行ったりします」ということで、昔よくお寺に行かれていて、またお寺へ伺いたい、とのことですが、それはもうお寺としては、ありがたいことですし、お坊さん冥利に尽きる事であるな、と私は思います。

ウチのお寺にも、たまにですが、今は遠くに住まわれている方が、実家に帰ってきたときに、お寺に顔を出してくださるということや、ふらっと、お寺にお参りさせてくださいと来られる方がおられるのですが、やはり大変嬉しいものです。おそらく、どんなお寺さんも、そう言うことがあるのは嬉しい事であるかと思います。

ですので、どうぞ、気兼ねなくお寺へ行かれてはどうでしょうか。お寺は、たいてい誰かしら人がいると思いますので、大丈夫だと思います。

ただ、住職が不在であったり、ご法事などを勤めている事もありますので、前もって連絡するとなお良いでしょう。

お寺は、お坊さんが修行する為の施設であると共に、人々に仏法を伝えるために開かれた施設でもありますから、また是非、行かれてみてくださいね。

不思議なご縁で彼岸寺の代表を務めています。念仏推しのお坊さんです。