A.基本的には大丈夫ですが……
確かにお寺って敷居が高いというか、勝手に入っていいのかわからない雰囲気ってありますよね。私も僧侶でありながら、知らないお寺には入りにくいこともあります。
ただ、基本的にお寺は、僧侶の修行の場の意味もありますが、檀家さんや一般の人が仏法に触れるための、半公共の施設でもありますので、許可が無くとも出入りできるものだと思います。ただ、どのお寺でも自由に出入りしてもよい、と言うわけでもありません。特に最近ではお寺の鐘や仏像が盗難に遭うということもあるので、セキュリティー上の都合で、普段開放してないお寺もあるでしょうし、檀家さんの為のお寺ではなくて、私的なお寺もあります。
そんな時には、入ってもいいのかどうか、簡単にわかる方法があります。それは、お寺の門が開いているかどうかを見るんです。そのお寺の門がもし開いておれば、それはお寺を開放してます、ということですので、入っても大丈夫と思います。逆に、門が閉ざされていれば、入らないでくださいと言うことですから、入らないほうが良いでしょう。
敷地だけでなく、お堂に入ってお参りしたい時には、同じように、扉が開いていれば入っても大丈夫でしょう。もし扉が閉まっている場合や、堂内に入るのがちょっと不安な時には、庫裏(母屋)の方の玄関から、インターホンなど使ってお寺の人に声をかければ良いと思います。門が無い場合も、敷地内に入っても問題ないと思いますが、お堂の中に入りたい場合は声をかけた方が良いかもしれませんね。また時間なども、17時以降は遠慮されたほうが良さそうではあります。
お寺の側としても、お参りに来てくださる事は嬉しい事ですので、門が開いているようなお寺には、 少し勇気を出してお参りをしていただければと思います。