湯葉と言うのは、大豆からしぼった豆乳を煮立てて表面にできる薄い膜のことです。 京都や日光のものが有名で、乾燥のものと生のものがありますが、今回は生の湯葉を使います。 出来合いのものも良いですが、一度は大豆から作ってみたいものですね。
【レシピ】 <2人分 (1人3個)>
・生湯葉・・・6枚
・レンコン・・・中1個
・山芋(大和芋)・・・40g
・キクラゲ・・・大3枚
・大豆もやし・・・20本
・乾燥椎茸・・・3個
・ほうれん草・・・2株
・大葉・・・6枚
・小麦粉・・・少々
・片栗粉・・・小さじ1
・八方だし・・・「 精進だし・・・300ml、 薄口醤油・・・大さじ4、 煮きりみりん・・・大さじ2、塩・・・小さじ2 」
<タネ用調味料>
・薄口醤油・・・大さじ1
・煮きりみりん・・・大さじ1
・塩・・・小さじ2
・胡麻油・・・小さじ2
・七味・・・少々
【 作り方 】 出来上がりTIME 30分(冷ます時間を含まない)
(1) レンコンと山芋は皮を剥いて、おろす。
(2) ほうれん草は塩茹でにした後、キッチンペーパーを使ってよく水分を取り、微塵切りにする。 その後、擂り鉢で細かく擂り、その中に(1)を入れ、さらに<タネ用調味料>、片栗粉の順に入れ、よく混ぜる。
(3) キクラゲは水で戻した後、千切りにする。 だしに使った椎茸もキクラゲ同様千切りにする。 大豆もやしは根を取り、長さをキクラゲや椎茸に合わせて切った後、胡麻油と塩でナムルにする。
(4) 広げた生湯葉に(2)を敷き、(3)を乗せ、写真のように後半に大葉を挟んで春巻の要領で包み込む。 最後の部分には、接着剤として小麦粉を少量付着させると、煮くずれしにくくなる。
(5) 鍋に(4)を入れ、ひと煮立ちさせた八方だしを具材の半分が浸る程度入れ、2分ほど弱火で煮たら火を止めてそのまま30分置き、冷まして出来上がり。
■ 作り方のポイント
・ 生湯葉は千切れやすいので、慎重に扱ってください。また、巻く時はのりしろ部分に小麦粉を使用して、しっかりと接着してください。
・ 工程(5)で具材の半分が浸る程度にしかダシを入れないのは、湯葉がほどけにくくする為です。
● ひとこと
今回作った湯葉巻を、揚げたり、蒸したり、炒めたりしてみましたが、ダントツに湯葉の良さが生きたのは、煮たものでした。 色々試して食べ比べるプロセスは、なかなか楽しいものです。