皆さん、初めまして。私たちは、H1法話グランプリ実行委員会です。この度は、「H1法話グランプリ2021」に関しての寄稿の機会を与えていただき、彼岸寺様に心から御礼申し上げます。
H1法話グランプリとは?
「H」とは法話の「H」です。宗派を超えた45歳以下の若手僧侶(8名程度)が、ご来場の皆様に「また会いたい」と思っていただけるように、制限時間10分でそれぞれが工夫した法話を展開し、ご来場のお客様と有識者、宗教者からなる審査員によって優勝者を決定する催しです。
「H1法話グランプリ」2017年に栃木県の真言宗豊山派仏教青年会が国内初の取り組みとして初めて開催されました。翌年2018年には第2回目が行われ、NHKをはじめ、テレビや新聞など多くのメディアに注目されました。さらに同年11月には「H1グランプリin兵庫-法話決戦-」を神戸市内で開催し、12月には宗派や地域を越え、より多くの若手僧侶が集い「H1法話グランプリ委員会」が発足しました。
そして2019年06月には 「H1法話グランプリ~エピソード・ZERO~」が神戸市須磨区にある大本山須磨寺で開催され、定員450の有料チケットが2日で完売(200枚のネット販売は販売直後10分で完売)するなど、盛況を博しました。また当日は、毎日新聞社のオフィシャルサイトで延べ4,500人もの方に生中継をご覧いただき、YouTubeにアップされた記録映像の動画再生数は70,000回を超えるなど、オンラインでも法話のニーズの高さが実感されました。さらには開催の様子はテレビ、新聞、雑誌、インターネットなど多くのメディアで紹介され、出場者にも多くの問い合わせやメディアの取材、講演会などの出演依頼など、予想を大幅に超える反響がありました。
そして昨年2020年には、宗派や地域を越えた33組の若手僧侶達によるYouTube法話プロジェクト「法話巡礼33」 をはじめました。「三十三所観音巡礼」にヒントを得て、YouTube上に、自坊で撮影した法話の動画を配信。当オフィシャルページにて順次公開しています。
https://www.houwagrandprix.com/
コロナ禍の今だからこそ!
そんな「H1法話グランプリ」を、今年は、2021年10月30日(土)に「H1法話グランプリ2021」として、奈良県のホール(1,500人収容)で開催するべく現在計画、準備を進めております。
新型コロナウイルスの感染拡大による不安は言うに及ばず、現代社会の抱える問題は尽きることがありません。
人々の繋がり、先祖との繋がりが希薄化し、多くの人々が心のよりどころを失いかけている今だからこそ、僧侶が日々の仏事の中で語る「法話」をより広く、より多くの方々に伝えていくことの使命を強く感じ、今回の法話大会を開催を企画するに至りました。
全国から宗派を超え、選考会を通過された異なる宗派8名程の若手僧侶の方々が説く「法話」を通じて、皆さまに仏教の教えや、仏教文化を幅広く楽しみながら知っていただくための新たなアプローチにできればと考えています。
さらに、若手僧侶にとって、日々の法務の中で、他宗派の僧侶が語る「法話」を聞く機会は少なく、非常に貴重で有意義な機会となることでしょう。
また法話を聞いていただく多くの皆さまからの反応を感じることができ、直接的に感想や評価をいただける研鑽の場になるという側面もあります。
「H1グランプリ」の理念
本来、「法話は須く平等に尊ばれるもの」ですが、あえてこの企画ではグランプリとして優勝者を決定いたします。優勝者が決まるという緊張感や責任感が、僧侶だけでなくご来場の皆さまをも覆い、会場全体が一体となってプロジェクトを共有することができると考えております。
ただし、決して教義の優劣や話術の巧拙を競うのではなく「もう一度、会いたい」 を投票の基準としてお客様に選出していただきます。
以上の趣旨をご理解いただきたく存じます。競い合うのではなく、共に仏教を伝える同志としての、皆様のご参加をお待ちしております。
H1法話グランプリ実行委員会も超宗派の僧侶で組織されております。至らぬところも多々あるかと存じますが、登壇者一人一人の思いを大切に進める所存です。仏教を多くの方へ伝えていく場となるよう、精進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
求む!出場僧侶!
H1法話グランプリの特徴として、超宗派による若手僧侶の法話を一度に聞くことができるということが挙げられますが、今回の「H1法話グランプリ2021」では前回より一歩進み、全国から参加を希望される僧侶を募り、1次選考会、2次選考会を経て本戦出場という形式を企画いたしております。
登壇者の、本大会参加資格としましては、全日本仏教会に加盟する宗派、教会、団体(59の宗派、37の都道府県仏教会、10仏教団体、合計106団体)に所属する45歳以下の僧侶であれば、どなたでもエントリー可能です。
多くの僧侶の皆様のご参加(エントリー)をお待ちしております!!!
下記エントリーフォームより、お願いいたします。
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