DIY仏前結婚式という選択肢 – シンポジウム開催のお知らせ

仏前結婚式の経験から思うこと

私は2013年に仏前結婚式を挙げました。菩提寺ではなく、趣味で音楽会を開かせていただいているお寺にお願いしました。自分が普段お世話になっているお寺で、よく知る住職さんに司婚者をつとめていただけたことはとても嬉しく、安心した気持ちで良い式を行えました。お寺への感謝がさらに深まり、その後も家族ぐるみでお世話になっています。

そんな中、これまた普段お世話になっている武蔵小杉にある高願寺のご住職と話す中で仏前結婚式の話題になりました。高願寺のご三男が先日 実家である高願寺で仏前結婚式を執り行ったとのこと。ご三男は学生時代に境内にある「至心学舎」という建物で部活の仲間たちと過ごすことが多かったらしく、青春の思い出の場所である「至心学舎」で仲間たちと一緒に手づくりの結婚式を行なったそうです。この「仲間たちと手づくり」ということが様々な面で功を奏したとのこと。

確かに自分の結婚式も、光明寺のご家族や所属僧侶など身内だけで、まさに「仲間たちと手づくり」でした。手づくりだからといって物足りないことはなく、むしろ思い入れのある場所でよく知る人たちに式をつくりあげてもらえることは最高に贅沢でした。高願寺ご住職のお話しを聞きながら「DIY仏前結婚式はアリかも!?」(※)そんな思いを強めました。
(※ DIYとは?…Do It Yourselfの略語で、「自身でやる」の意)

DIY仏前結婚式のノウハウ・事例を共有するシンポジウム開催!

「高願寺の手づくり仏前結婚式」の話が、たまたま立教大学社会デザイン研究所の星野哲先生(著書に『「定年後」はお寺が居場所/集英社新書』他)に伝わり話が盛り上がり、この手づくりの仏前結婚式つまり「DIY仏前結婚式」に関するシンポジウムを開くことに至りました。

高願寺ご住職におかれては手づくり仏前結婚式について各方面から「詳しく聞きたい」という依頼などがあったこと、星野先生はテーマとされている「集活」の一環として、私も「お寺の場づくり」のひとつとして、シンポジウム開催に関する三者の意向が合致しました。

この会を通じて「なるべく寺院だけで行える仏前結婚式」のひな形をつくり、各地にゆるゆると「DIY仏前結婚式」という選択肢が広まることを願って。

シンポジウム:DIY仏前結婚式 ~一般寺院での結婚式の可能性~

仏前結婚式を誤解していませんか? たとえば、「寺は葬式の場で、一般の人は結婚式などしようとしない」「手間や道具準備が大変」「型通りのことしかできない」などなど。

違います。仏前結婚式は、寺と一般の人たちとの縁を深めることができる大切な場です。やり方を工夫すれば、実は寺側の負担はそれほどないばかりか、挙式する人の希望を細かく取り入れた、いわば「DIY」的な式もできるのです。

名付けて「DIY仏前結婚式」。実際に行われたそんな仏前結婚式を紹介しながら、仏前結婚式の新たな可能性、いまの時代だからこそ求められる意義などを、みなさんと考えたいと思います。

寺院関係者、お寺に興味がある方、結婚を考えている方、ぜひご参加ください。

【シンポジウム:DIY仏前結婚式 ~一般寺院での結婚式の可能性~】

日時:2019年12月16日(月) 開場 13:30
・14:00〜16:00 シンポジウム
・16:30〜18:00 懇親会 ※任意参加
場所:高願寺 (神奈川県川崎市中原区宮内4丁目3−12)
参加費:無料 (懇親会費 3,000円)
参加対象者:
・仏前結婚式を実施している/実施を検討中の寺院関係者
・お寺で結婚式を挙げてみたい方

内容/登壇者名:
・基調報告「高願寺におけるDIY仏前結婚式」/宮本義宜(高願寺住職)
・講演「ブライダル業界の現況」/高橋範子(着付け / 手結び屋)
・ディスカッション「一般寺院での結婚式の可能性」
 高橋範子、宮本義宜、遠藤卓也(一般社団法人未来の住職塾 理事)、 モデレーター:星野哲(立教大学社会デザイン研究所研究員)

主催:仏前結婚式を考える会

▼ 参加お申し込みフォーム(どなたでもお申込みいただけます)

https://forms.gle/pewBbiwnGiJc9nzJ8

遠藤卓也

1980年東京都生まれ。立教大学卒業後、IT企業で働く傍ら2003年より東京・神谷町 光明寺にて「お寺の音楽会 誰そ彼」を主催。10年以上続く活動において、地域に根ざしたお寺の「場づくり」に大きな可能性を感じ、2012年より住職向けのお寺経営塾「未来の住職塾」の運営に携わる。「お寺の広報」をテーマとする講演・研修や、お寺のHP・パンフレット制作などを手がける。また、音楽会やマルシェなどお寺での様々な「場づくり」もサポートする。共著書に『お寺という場のつくりかた(学芸出版社)』。趣味は音楽と妖怪。ビア好き。