2018年の初笑いは「仏笑い(ぶつわらい)」で!こどもたちと一緒に遊ぼう!

みなさま、こんにちは。観光家、コモンズ・デザイナー、社会実験者の陸奥賢と申します。
縁あって應典院寺町倶楽部執行部の役員(世話人)などもやっております。

大阪は下寺町にある應典院は、浄土宗如意珠應山極楽院大蓮寺の塔頭寺院です。應典院の本堂は、演劇、映画、音楽、アート、ダンスなど多様な表現の場として開かれていて、「葬式をしないお寺」「日本一若者が集まるお寺」といったキャッチコピーでも有名ですが、じつは、その應典院に隣接しているのがパドマ幼稚園です。

こちらのパドマ幼稚園も大蓮寺が運営する「お寺の幼稚園」なのですが、このパドマ幼稚園と應典院が連携連動して、年に1回「キッズ・ミート・アート」というアート・フェスティバルが実施されます。

「仏笑い」の様子。こどもたちは大爆笑です。


意外とこどもたちより、お父さん、お母さんが夢中になったりもして…。

こどもたちに、多様なアート表現に触れてもらい、自由な感性を育もうという学びと遊びのプロジェクトですが、そのキッズ・ミート・アートから参加依頼がきて、ぼくが作ったのが「仏笑い」(ぶつわらい。企画:陸奥賢、イラスト:秋田桃江、協力:應典院/パドマ幼稚園)です。

この「仏笑い」は、簡単に、ひとことで説明をすると、「福笑いの阿弥陀さまバージョン」です。阿弥陀さまの顔のパーツ(「半眼」「白毫」「福耳」「三道」「螺髪」など)には、それぞれ、深い意味や物語があります。それらの解説文がついているので、こどもたちは阿弥陀さまのご尊顔で「福笑い」をして遊びながら、いつのまにか、仏教の深い智慧に触れて学ぶことができる…という画期的(?)な福笑いです。

もちろん恋人同士、カップル同士でも遊べます!

そして、じつはこの仏笑いは、「いつでも、どこでも、だれでもできるコモンズ・デザイン」としてPDFがオープンソースで、無料で公開しています。

■「仏笑い」PDFデータその1
https://goo.gl/DTDzqL
■「仏笑い」PDFデータその②
https://goo.gl/cgQ2XW

※以下は「遊びパーツ」です。上記2つだけでも「仏笑い」は遊べます。「いろいろと他のパーツも入れて試してみたい」という方はどうぞ。
■「仏笑い」PDFデータその③(お笑いパーツ)
https://goo.gl/tz7sbs

意外と、お坊さんも、思わず笑ってしまいます(笑)

A3カラーサイズでのプリントアウトが推奨。寺社仏閣はもちろんのこと。ご家庭、幼稚園、学校など、いろんなところで遊んで頂けます!お正月といえば「福笑い」ですが、ちょっと一風変わった「仏笑い」での新年の初笑いはいかがでしょうか? お寺で、こどもたちと一緒に、ぜひとも遊んでみてください。
 

※最後に。阿弥陀さまのご尊顔ですから。こどもたちには「遊ぶ前と、遊んだ後は、必ず南無阿弥陀仏と感謝のお念仏を唱えようね」と、優しく、お伝えしてください。南無阿弥陀仏。
 

◉寄稿者プロフィール
陸奥賢(むつ・さとし)
観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者。大阪七墓巡り復活プロジェクト、まわしよみ新聞(読売教育賞最優秀賞受賞)、直観讀みブックマーカー、当事者研究スゴロク、歌垣風呂、劇札、仏笑いなどを考案。應典院寺町倶楽部執行部役員(世話人)。1978年生まれ。
http://mutsu-satoshi.com/

彼岸寺は、仏教とあなたのご縁を結ぶ、インターネット上のお寺です。 誰もが、一人ひとりの仏教をのびのびと語り、共有できる、そんなお寺です。