10月24日に、東京・渋谷にて「死んでから書くエンディングノート」の第2回目が開催されることになりました。一体どんなワークショップとなるのか、そして1回目の参加者の声も交えて、ご紹介したいと思います。
ワークショップ名が怖すぎる!?
7月に第1回のワークショップを開催して以来、「『死んでから…』ってなんだか怖いんですけど、いったいどんなことをするんですか?」という質問を受けることが非常に多いです。安心してください、なんにも怖いことはありません。
このワークショップは、3×3の9マスにあらかじめ書いてある質問への答えを記入するマンダラエンディングノートと、病の発症から死に至るまでを体験する「死の体験旅行」とがコラボした企画です。新シナリオによる死の体験旅行では、マンダラエンディングノートパートで書きだした大切なものを少しずつそぎ落とすように手放していきます。そこにあるのは、死による別れの辛さの疑似体験と同時に、思いもよらぬ「自分自身」の再発見、大切な人・物・思い出へのあふれるような愛情の自覚といったものでしょう。
想いをシェアしてじっくりと味わう
あなたが「死んでから書くエンディングノート」に参加したとしたら、いったいどんなことを思うでしょうか? 第1回のワークショップに参加した方々は、次のような感想を持たれたそうです。
「生まれ育った地域が好きなんだな。参加者の皆さんのお話からも、学びがありました。」
「今の自分(これまでの自分)に足りなかったものが一番大切なもの、失いたくないものであるということに気づきました。今を生きるということ。」
「結局、最小単位である家族でできないことは、他の誰ともできないのかもしれないと思えました。私の在り方をもっとシンプルで、私らしく存在する時にどうありたいかでいいんだなと思えました。」
「(エンディングノートの)たった1ページだけ書いて、シェアしただけなのに、こんなにじっくりと自分自身に深く入って向き合えるなんて…。感動しました。」
参加者のみなさんは、違うお仕事を持っていたり、家族構成が違ったり、それぞれ違う環境で生活されていたりするのですが、ワークショップの終盤で自分が感じたことを4人1組でシェアしていく中で、不思議なことに偶然座りあわせただけなのに同じような人生の課題を持っている場合もありました。ほかの人の話を聞くことで新たに気づくこともあったようで、ドッと笑いが起こることも。
アメリカの大学では、学生にエンディングノートを書かせることがあるそうです。それは、単に死に備えた準備のために書かせているのではありません。むしろ、エンディングノートを若者に書かせることは、人生の終着点を考えさせ、そこに至るまでの人生をどのように送りたいのか、ひいては人生の岐路に立った時に、より自分自身の願いにふさわしい選択ができるように導く、そういう役割を期待してのことだと思います。
だからこそ、このワークショップは、人生の折り返し地点をすぎた中高年の方だけではなく、死というものがまだまだ実感できない若い人にも、ぜひ体験していただきたいのです。
■第2回 「死んでから書くエンディングノート」
日 時 | 2017年10月24日(火) 19時〜21時30分(開場 18時30分) |
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会 場 | 渋谷区文化総合センター大和田 学習室1 東京都渋谷区桜丘町23-2 |
講 師 | 福田祥子(マンダラエンディングノートパート) / 浦上哲也(死の体験旅行パート) |
料 金 | 4,000円(マンダラエンディングノートをお持ちでない方は、別途1,000円がかかります) |
お申込 | 右のイベント参加ページからお申込みください。 → http://ptix.co/2eV7kvf |
主 催 お問合せ |
ビーエフェクト(福田祥子) メール:b.effectws@gmail.com |
その他 | 公式facebookページ:https://www.facebook.com/b.effectws 公式サイト:http://b-effect.strikingly.com/ イベントや講師について:https://www.facebook.com/events/135699807044870 |