エンパシーからコンパッションへ

平日毎朝6時に配信しているポッドキャスト「テンプルモーニングラジオ」の公開収録として「方丈庵ゲストトーク」を行いました。

コミュニケーション・ストラテジストの岡本純子さんをお迎えして、Post-religionと孤独について、たっぷりお話をさせていただきました。この企画は、基本的に僕のお坊さん「以外」のお友達と気楽にしゃべるのが趣旨なので、近況交換のおしゃべりから始まって、だんだんと温まっていく内容になっています。
温まっていったところで主に話したのは、「一人でいること」と「孤独」は違う、という話でした。トークの中で、こちら方丈庵で過去にも少し紹介したポッドキャストの話をしました。

例えば、最近よかったコンテンツの一つは、solitude（ソリチュード/孤独）について、チベットで出家した経験を持つイギリス人のインタビュー。

夫婦などのパートナーシップを含む人間関係において、真に成熟した関係は、二つのsolitudeが、お互い相手のsolitudeにsalute（サリュート/敬礼）するようなものだ、という話。孤独、を表現する英語はいくつかあって、lonliness（ロンリネス/孤独）やisolation（アイソレーション/孤立）にはネガティブな含意があるが、solitude（ソリチュード/孤独）は完全にニュートラルな単語として扱えるのが優れていると。