2010年9月 1日

shoyo01.gif ここ数ヶ月、家庭菜園に凝っております。 特に、夏野菜やハーブ類が育ちやすいこともあって、今年の夏は地植えやプランターなど色々試していました。

 数ヶ月前、とあるところでナスの苗をもらったので、プランターで育てておりました。 しばらくすると、花が咲き、実がつき始め、次第に大きくなっていきました。 そして、そろそろ食べ頃の大きさになったなと思っていた頃、見るも無惨にプランターの周りに散乱しているではありませんか!!

 そうです、カラスにやられたのです。 しかも、ちょっとかじられているだけで、まるで弄ばれたような状態です。 今年の夏は暑かったので、水分補給でもしようとしたのかな? などと、都合良く考えても、何とも言えない切なさが残ります。

 我々の口に入る野菜の生産者が、動物や虫とこういった飽くなきイタチごっこをしていることを思うと、それだけでも大変なご苦労があるのだなと頭が下がります。

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【 レシピ 】 <2人分>
・ ナス・・・1個

・ ごま油・・・適量

<木の芽の田楽味噌>
・ 木の芽(みじん切り)・・・5枚
・ 白味噌・・・30g
・ 豆乳(成分無調整)・・・大さじ2
・ 日本酒・・・大さじ1
・ 本みりん・・・大さじ1

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2010年8月15日

oryougu-zen.jpg 現在、お盆の棚経(たなぎょう)の真っ直中です。 棚経というのはお盆の時期に、精霊棚(しょうりょうだな)を設けて種々の供物を用意し、僧侶を招いて読経して死者の霊を祀ることを指します。 江戸時代になってから、各寺院の僧がそれぞれのお檀家さんのお宅をまわって読経するような現在の形になったと言われています。

 広島は八月盆ですので、私のお寺でも8月初旬から棚経が開始されています。 棚経でお檀家さんのお宅に訪れると、精霊棚を設置しているお宅はかなり少数派で、お仏壇がその代用となっている場合がほとんどです。 私としましては、精進料理を当ブログで紹介していることもあって、トップの写真のような御霊具膳(おりょうぐぜん)に目が行きやすいのですが、これがまたお宅によって様々で、見ていてなかなか面白いものです。

 単純に、ご先祖様に供養するという意味合いであるならば、精進物でなくても良さそうなものですが、仏壇に祀られているご先祖様は、仏弟子となる儀式(授戒会)を旨とするお葬式を経ていますので、生臭物というわけにはいけません。 つまり、お供えするお膳は精進料理である必要があるわけですが、ここで一つの疑問がわきました。

 御霊具膳のスタイルは、なぜこのような形式なのか?  という問いです。

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2010年8月 1日

shoyo01.gif 先日、岐阜に住んでいる後輩から、トマトが送られてきました。 彼は、いつも気を遣ってくれて、ことあるごとに食材を送ってくれる、私にとって非常にありがたい存在です。

 頂いたトマトは、甘くて固めという、完全に私好みのものでしたので、冷やして生で何個も食べました。 そんな折、別の仕事場で自家製の立派なオクラを手に入れたので、この夏を乗り切る一品を考えてみたのが今回の料理です。

 夏バテで食欲が低下したときには、冷やし中華に代表されるように、何といっても酸味でさっぱりとしたものが食べたくなります。 これからお盆で、私を含め全国の僧侶は死ぬほど忙しくなりますが、あれこれ考える前に、身体が欲するものを素直に頂いていきたいものです。

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【 レシピ 】 <2人分>
・ オクラ・・・1パック
・ トマト・・・3個

・ 片栗粉・・・適量

<マリネ液>
・ リンゴ酢・・・大さじ2
・ エキストラヴァージンオリーブオイル・・・大さじ1
・ トマトのみじん切り・・・中1/2個分
・ ケイパー(塩漬け)のみじん切り・・・・10粒分
・ グリーンオリーブの実(塩水漬け)のみじん切り・・・・1個分
・ グリーンオリーブの実が漬かっていた塩水・・・・大さじ2
・ 乾燥した大葉・・・2つまみ

続きを読む"揚げオクラとトマトのマリネ"
2010年7月15日

shoyo01.gif 【禅僧の台所】 では、これまであまり " 揚げ物 " をご紹介してきませんでしたが、当ブログでアップしている料理を、「"おもてなし料理" として参考にしています」 との声も聞くようになってきましたので、ここ最近、おもてなし料理の定番 "揚げ物" も、避けて通れないなと思っておりました。

 そして、過去に紹介しました " 枝豆のしんじょ " を、季節柄なのかチェックする方が最近増えて参りましたので、枝豆を使ったちょっと違う感じのしんじょ椀を作れないかなと考えまして、今回のレシピを思いつきました。

 先日の暗闇ごはんと精進料理のコラボイベントでも、好評を得ましたこの料理。 今回、そのレシピを公開させていただきます。

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【 レシピ 】 <2人分>
昆布だし...200ml
・ 舞茸・・・1/2パック
・ 酒・・・大さじ1
・ 薄口醤油・・・小さじ1・1/2
・ 塩・・・小さじ1/2

・ 生じゅんさい・・・1/4パック
・ 三つ葉・・・適量

<しんじょダネ>
・ レンコン・・・100g
・ 上新粉(米粉・だんご粉でも可)・・・12g(レンコンの1割強)
・ 枝豆・・・30g
・ 塩・・・小さじ1

・ 片栗粉・・・適量

続きを読む"枝豆レンコン餅のしんじょ椀"
2010年7月 1日

shoyo01.gif 実は私、無類のトマト好きです。 そんな私にとって非常に喜ばしいことなのですが、ここ数年、高級スーパーやデパ地下の生鮮食品売り場などで、様々な種類のトマトを目にするようになりました。 特売日にたまに買いますが、これがまた高いだけあって普通のトマトに比べて甘くて美味しいのです。

 熊本県の名産 " 塩トマト " も、塩分濃度の高い土地で作ったトマトの糖度が高かったという、何とも不思議な現象から生まれ、広まったトマトです。 このような美味しいトマトは、今や各地で作られていて、生産地や生産者によって絶妙に味が異なっているので、新たなトマトに出会うたびにその奥深さに驚いてしまいます。

 今回ご紹介する料理は、そんなとびきり美味しいトマトを用意してお作りください。 味のバランスが抜群ですよ!!

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【 レシピ 】 <2人分>
・ミディトマト(フルーツトマト)・・・4個 (直径4.0~4.5㎝)

<具>
・厚揚げ・・・100g
・切り干し大根・・・1g
・大葉・・・2枚

<トマトドレッシング>
・ミディトマトのくり抜いた中身 ( 果汁 & 果肉 )・・・大さじ2
・切り干し大根の戻し汁・・・小さじ1
・オリーブオイル・・・小さじ1
・塩・・・ひとつまみ
ゆずすこ・・・6滴 ( 柚子胡椒を適量でも可 )

続きを読む"トマトの豆腐詰め"
生活そのものが修行であるとする曹洞宗の大本山永平寺では、修行僧が料理を作ります。 料理を作ることも、食べることも、坐禅や掃除と同様に仏道修行そのものなのです。 その永平寺で本場の精進料理と出会った吉村昇洋が、分かりやすく且ついい感じに、精進料理とその背景を紹介していきます。 見やすく分かりやすいレシピ付き! 更新は毎月1日と15日の2回です。
吉村昇洋
広島県内の曹洞宗寺院副住職。 1977年3月生まれ。駒沢大学大学院仏教学専攻修士課程修了後、学問の世界から飛び出して実践の場を求め、曹洞宗大本山永平寺にて2年2ヶ月間の修行生活を送り、現在に至る。