あとがき
4月8日、お釈迦様の誕生日「はなまつり」にあわせ、花に関するお話を、と思い描きました。仏教では因縁果の道理という考え方があり、よく、植物が育つ様子にたとえられます。私たちはそれを都合よく解釈して、日頃の行いがよかったから、悪かったから、とすぐ決めつけてしまいがちですが、そのようなことだけではなく、脈々と続く命の中での働きなのです。
にゃぁの植えた鉢の中には芽を出さないものもあったでしょう。これからイチゴ猫と一緒に育てる苗も、花が咲くかはまだわかりません。自分にとって都合の悪い出来事を、何か、だれか、のせいにするのではなく、その出来事につながったかもしれない自分の行いを見つめなおしたり、その出来事自体を、いただいたご縁、と受け止めていけるようになりたいものです。みなさんも、今一度、因縁果について見つめなおしてみませんか。
少しでも、多くの人に、広まりますように。なまんだぶ。