2023年1月に、彼岸寺でこんな取り組みをご紹介しました。
【協力求む!】もしかして日本一多い像!?全国の親鸞聖人像をコレクションするプロジェクトがひっそり進行中!
全国に約2万ヶ寺あると言われる浄土真宗系の寺院。そのお寺で時折見られる親鸞聖人像は、もしかしたら、日本一多い人物像なのでは?というひらめきから雪山俊隆さん(富山県・善巧寺住職)が始められたのが、この親鸞聖人像の数を調べるという活動でした。
ご自身のお坊さんネットワークによる情報収集や、Google Mapsのストリートビューの機能を使ってご自身でも一軒一軒のお寺をチェックして、親鸞聖人像の有無を調べていくという手法で、昨年1月には1200体の親鸞聖人像を「発見」しておられました。
そんな地道な活動が実を結び、「発見」された数はなんと親鸞聖人像は9月23日現在で、3004体!!!
二宮金次郎像や空海上人、日蓮聖人も全国に1000体以上あると言われているそうですが、「もしかしたら日本一多い人物像なのでは?」という雪山さんの予想が間違っていなかったということが、これで証明されたのではないでしょうか。
※銅像建立数についてはこちらも参照
https://douzou.fortunastella.com/douzouranking/
そして驚くことに、親鸞聖人像はなんと海を超えて海外にも存在することも判明。それに尽力されたのが雪山さんが「レジェンド」と呼ぶ広瀬精一氏の存在でした。この広瀬氏は、戦前から戦後に至るまで、日本の銅像文化にとっても大きな影響を与えた一人とも言われ、全国に存在する菅笠に杖姿の親鸞聖人の銅像のモチーフの原型が、この広瀬氏が寄進した6体の親鸞聖人像にあるとも言われています。
そして100体の聖像寄進を目指され、国内のみならず、海外にも親鸞聖人像や阿弥陀仏像などを寄贈されたのだとか。いやはや、とんでもない方もおられたものです。
そして今回、親鸞聖人像の発見3000体を記念して、雪山さんの親鸞聖人像コレクションの中から選り抜きの写真を集めた親鸞聖人像カレンダー「100%SHINRAN」を制作。現在予約注文を受け付けております。12ヵ月の卓上型カレンダーで、親鸞聖人の誕生日やお釈迦さまの誕生日など記念日も記載されています。販売サイトから予約注文をいただけますと、12月頃に発送の予定となっているそうです。
ちなみに雪山さんは今、「もしかしたら親鸞聖人像の数は世界一の可能性もあるのでは?」という仮説を立てておられるそうですが、なかなか各国の銅像数などを調査するのが難しいようで、もし何か参考になるウェブサイトなどご存じの方がおられましたら、情報をいただけますと幸いです!