「カレーと仏教を通じて社会に抜苦与楽の安心と笑顔をとどけたい。」を理念として立ち上げられた「一般社団法人 仏教カレー協会」が、お釈迦様のお誕生日「花まつり」に合わせて、「全国の子どもたちへカレーを届けよう!」という活動をはじめられました。
●「仏教カレー協会」と花まつりとカレー
「一般社団法人 仏教カレー協会」は、これまでもお釈迦様ご生誕の日である4月8日の「花まつり」を盛り上げるべく、「#4月8日はカレーを食べよう」という活動を行ってきました。特に、カレーと仏教を愛する有志のお坊さんたちによって開発された、肉・卵・乳製品・白砂糖・化学調味料を一切使わず、野菜やスパイス、昆布や味噌など日本の伝統調味料でつくったレトルトカレー『ほとけさまのやさしい精進カレー』を花まつりに合わせて3000食を販売し、「花まつりにカレーを食べよう!」という活動に取り組んでいます。
今回のプロジェクトは、その毎年販売していた『ほとけさまのやさしい精進カレー』3000食分を全て寄贈し、全国の子どもたちへカレーを無償提供しようというもの。カレーは児童福祉施設や、子どもの貧困問題に取り組む認定NPO法人「おてらおやつクラブ」を通して、ひとり親家庭や子どもを支援する各地の団体へ無償で届けられます。
●カレー坊主・吉田武士さんの思い
この活動の中心となっているのが、「カレー坊主」の愛称でTwitterを中心に大人気のお坊さん、吉田武士さん。「一般社団法人 仏教カレー協会」の理事の一人でもある吉田さんは、「みんなが大好きなカレー。そしてお釈迦様も食べたかもしれないカレー。カレーならみんなを笑顔にできる!」と考えられ、「仏教カレー協会」の立ち上げに関わられました。
吉田さんは「花まつり」や「仏教とカレー」をただ単に盛り上げるのではなく、仏教の持つ「布施」の精神も意識され、「花まつりは分かち合うこと・あたえることを喜ぶ日」として広がってほしいという願いを持っておられるとのこと。その願いのもと、これまでも『ほとけさまのやさしい精進カレー』の売上の一部を「おてらおやつクラブ」に寄付してこられました。
そしてさらに「美味しそうにカレーを食べる笑顔が、他の人の笑顔になっていくように、分け合うことによって増えていく笑顔もある」という思いから、カレーで笑顔の輪がさらに広がるようにと、今年はレトルトカレーを子どもたちに届けようという活動を決められたそうです。
●皆さまからのご支援を
現在、「一般社団法人 仏教カレー協会」では、『ほとけさまのやさしい精進料理カレー』の無償提供に向けて、皆さまからのご寄付をお願いしております。集まった寄付金は、カレーを届けるための送料などとして使われるということですので、皆さまのお気持ちもカレーに乗せて、子どもたちに届けられることでしょう。
お釈迦様も食べられたであろうカレー。そして私たちも大好きなカレー。そのカレーを通して、お釈迦様のご誕生をお祝いしながら、分かち合うことを共に喜べる、共に笑顔になれる、そんな日として今年の「花まつり」を迎えたいものですね!
■一般社団法人 仏教カレー協会
「ほとけさまのやさしい精進料理カレー」無償提供プロジェクトページ
https://www.buddhacurry.org/curry-donation-for-kids/