ある日、ツイッター通知が鳴り響いた

はじめまして。北九州で永明寺(浄土真宗本願寺派)の住職をしている松崎智海と申します。大した人間ではありませんが、今回ご縁がありまして少しばかり自分が思うことを寄せていただきます。どうぞよろしくお願いします。

私は困った時は、気になる人に会いに行くようにしています。もともと対人関係は苦手なのですが、時間が空けば極力人に会うように心がけています。はじめてお会いする方には名刺をお渡しして自己紹介をしますが、だいたい「はぁ、どうも」という反応です。

意外とお坊さんには名刺を持たない方が多いようで、いきなりビジネスライクに坊さんが名刺差し出すと身構えられます。しかし、最近はありがたいことに「お焼香の……」と付け加えると、「あぁ!え、本人?」と言っていただけることも多くなり、その後の説明が短くて済むようになりました。

初めは自分から言うのが恥ずかしかったので言われたら応えるという感じでしたが、あまりにも便利なので最近は自分から言ったりします。そのおかげで会話が続き、自分の知りたい情報を教えていただけるきっかけになったりもします。

ここでの「お焼香の……」というのは、私がツイッターで投稿して少し話題になった画像のことを指します。

「塩ファサーシェフ」ならぬ「お焼香ファサー住職」が話題!正しいお作法も聞いてみた(Buzz Feed News):
https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/oshoko-

珍しいことでも何でもないのですが、私はツイッターをやっています。始めたのはこの2年くらいですので、長くやっているほうではありません。彼岸寺のサイトをご覧の方であればその仕組みはご存知だと思いますし、実際にアカウントをお持ちの方も多いと思います。

ツイッターの仕組みは簡単、参加者は140文字以内の言葉や画像、短い動画を投稿することができます。それらの投稿は、投稿した人をフォローすれば、誰でも気軽に読むことができます。自分をフォローする他人(フォロワーといいます)が現れれば、自分の投稿を他人に読ませることもできますし、面白かった投稿を拡散してフォロワーに読ませること(リツイートといいます)もできます。

興味深い投稿をする人にはたくさんのフォロワーがつきます。そして面白い投稿はリツイートされます。それがまたフォロワーによってリツイートされるといった形で連鎖的に投稿が広がっていきます。ですので、ツイッターで情報をやりとりするためには、ある程度の人数をフォローしておかなくてはなりません。

対人が苦手な私はフォローしたい人間がいるわけでもなく、投稿もお寺の伝道掲示板の写真をとって載せる程度で、何の目的も無くただアカウントを持つだけの日々を過ごしていました。

しかし、ある日突然それは訪れます。

(つづく)

松崎智海

北九州にある浄土真宗本願寺派「永明寺」住職です。1975年生まれ。札幌龍谷学園高校に5年間、敬愛高校に9年間宗教科教員として勤めておりました。最近は老眼がひどくてつらいです(^^)