A. お寺それぞれに由来があるかと思います。
そう言えば最近、運慶作の大日如来像がNYにてオークションにかけられると言うニュースがありましたね。日本の貴重な文化財ですから、海外に流出してしまうよりは、国内にあって欲しいな、と、仏像好きとしては思ったりもします。しかし、落札予想額が約2億円とは…驚きです。
さて、そのお寺の仏像はどこから来るか、ということですけども、お寺それぞれに由来があるかと思います。お寺を建立するのに合わせて仏師に作ってもらったりとか、何かの機会に有力者から寄進・奉納していただいたとか、お寺でお世話になった方が、お礼に彫ってくれたとか、大きなお寺や本山から下附されたなど、いろいろにあるかと思います。
現代の場合では、仏師さんに作ってもらうなり、仏具屋さんから買う、というのが一般的ではないかと思います。ネットでも、「仏像」と検索かけると、たくさん製作や販売を受け付けるサイトが出てまいります。もし新しい物より、年季の入った古い仏像が良いと言う場合には、それこそオークションでは無いですけど、古物商などから手に入れることもあるかもしれませんね。
ちなみに本願寺派では、阿弥陀仏の絵像や「南無阿弥陀仏」と六字名号が書かれたものなどを下附しております。