「なにもできない猫」を読んでくださっている皆様、いつも本当にありがとうございます。作者のnorycoです。
今回は、ちょっとしたお知らせを、皆様にお届けしたいと思います。
シリーズ誕生背景
以前自己紹介の際に、主人公「にゃぁ」のことなど書かせていただきましたが、このシリーズをかきたいと思った理由について 少しお話したいな、と思います。
私は入籍後すぐ、ブラジルの寺院でお世話になりましたので、日本のお寺の様子を全くと言っていいほど知りません、日本では当てはまらないなぁ、ということもあるかもしれませんが、ご一読いただけると幸いです。
2006年、私たちが寺務をさせていただくようになった際 気が付いたのは、子どもや青年たちが法事や法要に来ても、本堂に入らないことでした。
なぜか尋ねてみると「お参り中は入ってはいけないと言われた」「知らないけど、神聖なところだから入ったら駄目だと思っていた」という答えが返ってきました。
私たちは驚き、積極的に子ども、若者に声をかけるようになったのですが、日本語なまりのポルトガル語(ブラジル公用語)の上、仏教の話には難しい日本語もたくさん出てきます。
なかなか、一筋縄にはいきません。
そのころから、絵をかいたり歌ったり踊ったり、夫婦で工夫するようになったのですが、月一回、必ずお勤めされる大きな法要の際に、みんなと一緒に味わい、感想を述べあえる、いわば、お斎(お参りの後のお食事)のようなオハナシが作れないだろうか、と思うようになりました。
すこしずつ、すこしずつ、アイディアを貯め、お参りについても、もちろん言葉も(未熟ながら!)学び、2018年に描き始めることができました。
同時進行でお寺の法要後に、青年会メンバーと協力して、 プロジェクターで絵を映し、日本語とポルトガル語で朗読会をすることもできました。
今現在、ブラジルの教会も同じだそうですが、お寺にお参りする子ども、青年は減り続けています。
少しでも、多くの子たち、青年たち、もちろん大人たちにも、お参りに来る楽しみの一つになれば、と「なにもできない猫」は生まれました。
もしも、お寺、家庭、地域で読んでいただける機会があれば、ぜひお使いいただければ、と思います。
これまでの作品はAMAZONにて購入可能です。
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たくさん使っていただけると、にゃぁも私も嬉しいです。
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いつでもどこでも、にゃぁと仲間たちと一緒にいてもらえると心強いです♪
来週から、9月のオハナシ「にゃぁ と あんしん」はじまります!
秋のお彼岸に、と書いたお話です。どうぞ、おたのしみに!!
今後も、にゃぁと猫の国の仲間たち共々、よろしくお願いいたします。