こんにちは!彼岸寺には久しぶりに投稿いたします、お寺出身の三浦祥敬です。
ここ最近は、老舗企業の跡取りや神社・お寺出身の跡取り、法衣店の跡取りなどが参加している「持続可能な継承を探求する実践コミュニティ:Sustainable Succession Samgha(サステナブル・サクセッション・サンガ)」を育てています。全国に分散する参加メンバー、やりとりはオンラインがメインです。文化という傘のもとで意思をともにするメンバーと次世代の社会システムを構想したり、跡取りや今後継ぐ可能性があるメンバーからできる文化継承への小さなアクションが生まれる場所に育てていこうと思います。
さて、今回の投稿では告知をさせてください!
5/25 本を出版しました!
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ここ1年ほど本を書いておりました。彼岸寺を創設された松本紹圭さんとの共著「トランジション 何があっても生きていける方法(春秋社)」です。5月25日発売しました。
トランジションとは、一切が変化し続ける世界を生きる、私たち一人一人の内面の変化のことです。
過渡期を生きる私たち。
AIやバイオテクノロジーといった科学技術を中心に、あらゆる分野で変化の速度が等比級数的に増しています。今の子どもたちが大人になる頃には、彼らの半数以上がまだ存在していない仕事につくだろうと予想されています。
一方、これまで年金をはじめ社会の安定を支えてきたさまざまな公的システムは制度疲労を起こして信頼が揺らぎ、変化をリードする人々と取り残された人々の分断は広がるばかりです。
就職、結婚、子どもの誕生……といった人生の外的な変化が起こるたびに、人は自分が何者であるかを確認し、内面的な変化すなわちトランジションを経験してきました。
まったく先の読めない劇的な外的変化に翻弄されて、内的なトランジ ションが思うように進まず、自分の心が置き去りにされるような不安を抱える人も少なく ありません。
一人の人が人生で経験しなければならないトランジションの数も難易度も増しているのに、それを乗り越えるために必要な場や技法はまだ十分に吟味されていないのではないでしょうか?
その問いを模索する対話の中で生まれたのが今回の本です。先人の方々が受け継いできた思想や実践からの教えが散りばめられていると自負しています。ぜひ手にとっていただけますと幸いです!
5/28(火)19:00〜21:30 出版記念イベント開催します!
さらに直前の告知ですが、5月28日(火)19:00〜21:30には出版記念を兼ねたイベント「仏教に学ぶ文化的トランジションのススメ」を神谷町・光明寺で実施します!
和菓子あり、日本酒あり、仏教思想の話あり! 仏教を通した心の磨き方と、仏教に学ぶ文化やコミュニティの作り方についての熱い話を聞くことができます。令和1発目の、仏教にまつわる主宰イベントとなります。
仏教と文化の相性が悪いということはまったくありません。たとえば室町時代には海外の文化を持ち帰ってきた禅僧の方々と能、お茶、俳句の方々の交流は豊かなもので、その結果、いまの伝統芸能と呼ばれるものが大成されていきました。もちろん生活という意味では誰もが文化と関わりがあります。
今回のイベント、共著者の松本紹圭さんはもちろんのこと、ファッションデザイナーの方、僧侶の方、経営者の方、社会起業家、アーティストの方など、いろんな側面から文化についての話が生まれること間違いなしです!
令和に込められている「美しい心が寄り集まって、文化が生まれていく」という意味を聞いた際、私は仏教思想が文化という切り口から活かされていく未来を直感しました。
すでにさまざまな文化的な取り組みが仏教界で生まれていますが、さらに活性化していくと思います。心が磨かれ、文化の火種が生じるイベントにぜひお越しください!
▼イベントページはこちらです。
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久しぶりの投稿で、報告できそうなことが山盛りあるのですが、少しずつ投稿していこうと思います。令和もどうぞよろしくお願いします。
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