初めてバズった「シン・オテラ」

朝起きて、いつものように朝食を摂っていると携帯が短く鳴りました。メールか何かの知らせと思いましたが、それが5秒おきぐらいで鳴るのです。なんだろうと思ってみるとツイッターからの通知でした。そこには知らない人のアカウント名が次々と浮かんでは消えていきます。そしてその間隔がだんだんと狭くなっていっている気がするのです。

なんのことかわからずツイッターを開くと、「シン・オテラ」と書かれた伝道掲示板のポスターが表示されました。

もともと、このポスターは永明寺の報恩講を告知するために作ったものでした。観に行ったばかりの「シン・ゴジラ」が面白かったので、それをパロって(パクって?)作ったもの。数週間前に自分のツイッターに写真を投稿したのですが、何の反応もなくいつもの調子だったのですっかり忘れていました。

それがいまさらになってリツイートされている。しかもまったく知らない人たちから。不審に思いながら、たどってみると、そこにはうちのお寺の伝道掲示板の写真とともに短く「クソッwww」と書かれた投稿にたどりつきました。

どうも、お寺の前を通りかかった誰かがうちの伝道掲示板の写真を撮り、それをツイッターに投稿したようでした。そしてそれがその誰かのフォロワーの目に留まり、拡散したようです。ちなみにここでの「クソッwww」とは「w」は「笑う」ということで、「クソッ」とは「とても」ということです。

ですから「とても面白くて笑いました」という程度の意味です。

決して「ファッ○ン」という意味ではありませんw。さっきから鳴っている知らせは、永明寺の掲示板を撮影した見ず知らずの誰かの投稿が話題になり、それをきっかけに誰かが私のことをツイッターで検索し、私の投稿を見つけそれが拡散している知らせだったのです。何だかよく分からないが、自分のお寺に他人の目が向いているという事はわかりました。そこから生まれて初めて「バズる」という経験をしました。

つづく

(前回のお話はコチラ

松崎智海

北九州にある浄土真宗本願寺派「永明寺」住職です。1975年生まれ。札幌龍谷学園高校に5年間、敬愛高校に9年間宗教科教員として勤めておりました。最近は老眼がひどくてつらいです(^^)