名僧の傑作法話がネットで読める!仏教伝道協会の新しい試みがスタート

(公財)仏教伝道協会のホームページに2つの新しいコンテンツが登場します。仏教伝道協会は今年で創立53年目を迎えますが、過去に様々な僧侶の法話集を出版してきました。それらの法話の一部が4月よりホームページで読むことができるようになります。

 

「名僧は語る」~法話傑作選~

タイトルは〈「名僧は語る」~法話傑作選~〉。第一弾として、千日回峰行を満行された葉上照澄師(天台宗)、101年の生涯の中で数多くの著書を残された松原泰道師(臨済宗)、現在も精力的に活動をされている尼僧の青山俊董師(曹洞宗)など、計10名の法話がアップされました。

私と同じ浄土真宗では信楽峻麿師や花山勝友師が登場しています。信楽師は法話の中で、「わたしにとって、親鸞聖人の教えというものは、ちょうど靴の中の小石のようなもの」と表現をされていますが、それはどういう意味なのか、ぜひホームページをご覧になってみてください。

それぞれの法話の最後に話が掲載されている法話集の書籍が紹介されていますので、HPから法話集を購入することも可能です。

http://www.bdk.or.jp/read/meiso/meiso_houwa.html

 

「ネルケ無方の処方箋」~こころの不安との付合い方~

もう一つのコンテンツは、〈「ネルケ無方の処方箋」~こころの不安との付合い方~〉です。ネルケ無方師は禅僧になるためにドイツから日本に来られ、現在兵庫県にある安泰寺の住職を務めておられます。今回、そのネルケ無方師が「こころの不安との付合い方」というテーマでネット上に連載が始まりました。第一回目は「老いること」が題材になっています。こちらは隔月の更新の予定です。

http://www.bdk.or.jp/read/muhou_prescription.html

仏教の真髄に迫る名僧方の法話、そして私たちの身近な悩みに寄り添ったネルケ無方さんのお話。どちらもきっと大切なことを教えてくれると思いますので、お時間があるときに、ぜひお読みいただければと思います。

 

なお、「仏教の専門用語などが苦手で……」という方には、大來尚順さんの新刊を紹介させていただきます。大來さんはハーバード大学での研究員生活を経て、現在までに数多くの著作を著しています。いままでの著書は『超カンタン英語で仏教がよくわかる』(扶桑社)など英単語を通して仏教思想をわかりやすく説明する内容が主でしたが、4月下旬に出版された新刊では、仏教用語をまったく使わずに仏教の教えを説くことに挑戦されています。

タイトルは、『小さな幸せの見つけ方 ~幸せはあらゆる瞬間にあなたのそばにある~』(アルファポリス)。わたしも布教使として活動していて、仏教の専門用語をできるだけ使わずに平易に伝えたいと考えていますが、それは非常に困難でついつい使用してしまいます。この書籍には全く専門用語がでておらず、仏教を全く知らない方でも抵抗なく読める内容になっています。こちらもぜひ手に取ってみていただければ幸いです。

江田智昭

浄土真宗本願寺派僧侶(布教使)。1976年 福岡県生まれ。 早稲田大学社会科学部・第一文学部東洋哲学専修卒、文学研究科(東洋哲学専攻)中退。 2007年より築地本願寺内の(社)仏教総合研究所事務局において、仏教雑誌『ジッポウ』、『親鸞の歩き方』(ダイヤモンド社)等の編集、「プロジェクトダーナ東京」の立ち上げを行う。 2011年~2017年までデュッセルドルフのドイツ惠光寺において、ヨーロッパ開教や日本文化を発信する事業に携わり、2017年7月より(公財)仏教伝道協会に勤務。