【2/27】仏教・神道・キリスト教・イスラム教の宗教者が「宗教の未来」を語るシンポジウム開催

日本では「お寺離れ」という言葉をよく耳にしますが、私がドイツにいたころ、ドイツでは「教会離れ」が社会的な問題になっていました。2014年に実施された調査によると、ドイツ国内の人口8000万人の中でカトリックの信者数が2390万人、プロテスタントの信者数が2260万人。それらを抑えて、無宗教と答えた人びとが2603万人と最大グループになっていました。

これはドイツだけの問題ではなく、他のヨーロッパ諸国でも無宗教の人びとが増加しているという統計結果がでています。欧米に行って、信仰している宗教を問われた時に「無宗教」と答えると現地の人から白い目で見られるという話を以前聞いたことがありましたが、現在は状況が異なっているようです。

このように無宗教者が先進国で増えている一方、いまでも宗教が自身の生活にとって不可欠なものになっている人々がいます。昨年、わたしはエルサレムを訪れ、そこで宗教を絶対的な拠りどころとしている人々を数多く目撃し、その姿に強く心を打たれました。

「エルサレムは世界の縮図」という言葉がありますが、わたしたちが住む世界には様々な宗教を信仰している人々が混在しています。宗教は多くの人々に安らぎをもたらしていますが、現在それを要因として世界各地で争いやテロが発生していることも否めない事実です。

この混沌とした世界の中で今後宗教はどのようになっていくのでしょうか。

2018年2月27日(火)に第14回BDKシンポジウム「宗教の未来を話そう」が開催されます。このシンポジウムでは実際に現場で活躍されている仏教・神道・キリスト教・イスラム教の宗教者たちが集まり、意見を交換します。

仏教界からは松山大耕氏(臨済宗妙心寺退蔵院副住職)、神道界からは矢野幸士氏(浅草神社禰宜)、キリスト教界からは晴佐久昌英氏(カトリック浅草教会主任司祭)、イスラム教界からはナセル永野氏(日本人ムスリムで多方面で活躍中)がそれぞれ登壇します。

「わたしたちはどのように宗教と向き合えばよいのか?」、また、「宗教が果たすべき役割とは何なのか?」-今回のシンポジウムの中でその答えのヒントが見つかるのではないかと思います。

みなさんぜひご参加ください。

 

■第14回BDKシンポジウム 宗教の未来を話そう

日 時 2018年2月27日(火) 18:30~20:30
会 場 仏教伝道センタービル(東京都港区芝4-3-14)
定 員 120名
参加費 500円(参加費は全日本仏教会へ全額寄付)
お申込 公益財団法人 仏教伝道協会
TEL 03-3455-5851(平日9時~17時30分)
FAX 03-3798-2758
E-mail event@bdk.or.jp
詳 細 http://www.bdk.or.jp/event/symposium.html
主 催 公益財団法人 仏教伝道協会
江田智昭

浄土真宗本願寺派僧侶(布教使)。1976年 福岡県生まれ。 早稲田大学社会科学部・第一文学部東洋哲学専修卒、文学研究科(東洋哲学専攻)中退。 2007年より築地本願寺内の(社)仏教総合研究所事務局において、仏教雑誌『ジッポウ』、『親鸞の歩き方』(ダイヤモンド社)等の編集、「プロジェクトダーナ東京」の立ち上げを行う。 2011年~2017年までデュッセルドルフのドイツ惠光寺において、ヨーロッパ開教や日本文化を発信する事業に携わり、2017年7月より(公財)仏教伝道協会に勤務。