【1/18】自分の胸のうちをビジュアル化 第3回「死んでから書くエンディングノート」開催@渋谷

2018年1月18日に、東京・渋谷にて第3回「死んでから書くエンディングノート」が開催されます。

“エンディングノート”というだけに、年配の方の参加が多いのではと思われがちですが、過去2回実施した折には、30・40代のお客様が中心でした。身近な人の病気・介護・死などを経験して、改めて自分の人生を振り返ってみたいと思った。そんな方も多いようです。

アンケートでは、次のような感想が寄せられています。
「自分の性格を知りました。ようやく」(30代・女性)
「(これまでの人生で感じた哀しみの中で)意外とペットの死が大きかった」(40代・男性)
「ぼんやりした自分の本質が固まった。今後の自分の生き方に自信が持てた」(40代・女性)

それでは、一体どんなワークショップなのか? 今回は、ワークショップを体験していただいたライターさんによるレポートをご紹介したいと思います!

自分自身に教えてもらう、悔いなき人生をおくるヒント

もしも明日、“そのとき”が来るとしたら。
わたしは、悔いなく旅立つことが出来るだろうか?

そんな問いを投げかけてもらえる機会があった。

「死の体験旅行」に「マンダラエンディングノート®」を組み合わせた
新しいワークショップ、【死んでから書くエンディングノート】だ。

「死の体験旅行」には、数年前にも一度参加したことがあった。
ホスピスなどで働く人のために欧米で編み出されたワークショップで、参加者は、自身の死へのプロセスを疑似体験する。

タイトルに「死」の文字を見て不安を覚えたのだが、実際に参加してそれは杞憂だとわかった。

熟練した案内人の誘導によって行うイメージの旅であり、肉体的な危険はまったくない。むしろ精神的には、真に大切なものが何かを実感し、人生をリスタートさせるような意義深い体験ができる。

今回参加した新しいワークショップは、その「死の体験旅行」に「マンダラエンディングノート®」が導入されたもの。意識を整頓するツールとして有名なマンダラチャートを応用したノートが、自身の胸のうちをより明瞭にビジュアル化してくれるのだ。

さまざまな喜怒哀楽の“思い”と向き合う

照明が落ち、ワークショップが始まると、案内人の誘導で記憶を遡っていった。

かつて感じた、喜び、楽しさ。そして怒り、哀しみ。
人生に影響を与えた出来事や、感じた思いを掘り起こしていく。

胸がざわつくような記憶も呼び起こされたが、
案内人の俯瞰した視点が常に寄り添い、安心感をあたえてくれた。

そうして目の前に並べた、数々の“思い”。
それらを携え、いよいよ「死の体験旅行」へと出発する。

旅によって感じさせられる死の予感は、自分のなかにある“思い”に優先順位があることを明らかにしてくれた。

そして旅を終えたとき、本当に残されているものはただひとつ。
これからを生きて行く自分、そのものだった。

「まだ時間は残されている。さあ、これからどんな風に生きていく?」
そんな風に、背中を押してもらったような気がした。

体験後、感想のシェアリングもおこなわれたが、
参加者の名前は、最後まで明かされることはなかった。

そこではただ、同じ時代を生きるものとして、思いだけを共有する。
話をしたり、聞いたりするなかで、涙を流す人もいた。

時間は、誕生から死の瞬間まで、不可逆的に進んでいく。
宇宙的な視点から見れば、
ヒトの一生など、瞬きにも似た刹那の出来事なのかもしれない。

けれど、わたしたちの人生には、語り尽くせない幾多のドラマや思いがある。だからこそ、人生は愛おしい。

会場を出ると、すっかり日が暮れていて、
明かりが灯る飲屋から、賑わう人々の声が聞こえた。

小さな死を体験したその夜は、
街のざわめきが、いつもより温かく感じられた。
(文・大槻レナ)

 

体験レポートは、いかがでしたでしょうか?さらに今回は「死の体験旅行」の講師を努めてくださるお坊さん・浦上哲也さんからも、こんなメッセージをいただいています。

仏教は死を真正面から見つめる教えです

“死”について先人が語った言葉として挙げられるのは、古くは、鎌倉時代を生きた日蓮宗の宗祖・日蓮聖人の、「先ずは臨終のことを習ろうて、後に他事を習ろうべし」という言葉です。これは、「臨終の大事を解決することが、人生の最優先課題である」という教えです。

また、近代で言えば、明治時代の真宗大谷派の僧侶・清沢満之(きよざわまんし)師の言葉、「生のみが我等にあらず、死もまた我等なり。我等は生死を並有するものなり」があります。これは、「人間は、生きることのみに価値を見出して死は嫌なものとして避けてしまいがちだが、生と死は、光と影のようなもので、決して分けて考えられる問題ではない」という教えです。

人間は年老いた順から亡くなるとは限らず、誰もが明日の命を保証されてはいません。仏教ではそれを「老少不定(ろうしょうふじょう)」と言いますが、だからこそ日蓮聖人や清沢満之師は、まず「“死”について考えることが第一」とおっしゃったのでしょう。

この“死”を想うことで“生”を見つめ直すワークショップ。興味を持ってくださった方は、ぜひともご参加ください。その体験が、きっとあなたの日常をより温かいものにするはずです。

 

■第3回 「死んでから書くエンディングノート」

日 時 2018年1月18日(木) 19時〜21時30分(開場 18時30分)
会 場 渋谷区文化総合センター大和田 学習室1 東京都渋谷区桜丘町23-21
内 容 福田祥子(マンダラエンディングノートパート) / 浦上哲也(死の体験旅行パート)
料 金 4,000円(マンダラエンディングノートをお持ちでない方は、別途1,000円がかかります)
企画・主催
お問合せ
ビーエフェクト(福田祥子) メール:b.effectws@gmail.com
詳 細 公式facebookページ:https://www.facebook.com/b.effectws
公式サイト:http://b-effect.strikingly.com/
イベントや講師について:https://www.facebook.com/events/2021776734703988/

 

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