2009年1月11日

「日日是好日」の中でKAKUからご報告したとおり、1月1日午前3時過ぎ、女の子を出産しました!
予定日は12月25日のクリスマスだったのですが、出産は二人目だし、切迫早産で入院していた経緯もあり、今回は絶対に予定日より早く産まれるだろうと思っていたのですが、実際には一週間遅れの出産となりました。

前日(大晦日)のお昼頃の検診で、「今日にでも産まれておかしくない」と言われるも、そう言われ続けて既に3週間くらいがたっていたので、どちらかというと「でも、このままあと一週間くらい陣痛が来なかったら、促進剤だね」という言葉のほうを受け止めていました。
ところが午後3時頃、そういえばなんとなく規則的な腹痛・腰痛。念のために時間を計ってみると、なんと9分間隔。とりあえず病院に電話してはみたものの、自分でも「これは本格的な陣痛ではないよね・・・」という感覚があって、自ら「もう少し自宅で様子を見ます」と言ってしまいました。その後、一時間ほどたった頃には痛みは6分間隔に。でもやっぱり弱いままの痛みです。
さすがにKAKUが心配して、「いいからもう病院にいこう!」と言い出しました。前回の出産で、分娩監視装置で身動きが制限された状態で陣痛に耐えるのがつらかった記憶があったので、今回はできるだけギリギリまで自宅で過ごしたかったわたしです。「そうねぇ」とお茶を濁しつつ、大晦日のお経を終えました。

ところが、出前の年越し蕎麦を待っていたとき、ついに破水!
さすがのわたしも病院に行かざるを得なくなり、急いで身支度を整えて玄関へ。すると家を出たところで、うちへの配達分を持ったお蕎麦屋さんとバッタリ!これさいわいと、玄関先で一口だけですが、年越し蕎麦を食べて病院へ向かいました。

その後は、やっぱり二回目の出産ということで、かなりスムーズな進行でした。夜9時過ぎ頃までは、比較的強めの陣痛がありつつも、KAKUと二人でしりとりなどしながら、「陣痛室ってテレビないんだね。紅白見たいよね」なんておしゃべりする余裕も。それからいっきに痛みが増し、「痛い~!痛い~!」と大騒ぎしながら年越し。最後は、「いきんでいいよ」と言ってもらってから、たぶん3分くらいで産まれたと思います。
一人目の出産のときは、40時間に及ぶ陣痛で意識も朦朧とし、出産の瞬間は、何が何だかわからない状態だったのですが、今回はしっかりと産みの感激を味わうことができました。

そうそう、前回もそうだったのですが、わたしは胎盤を出すのが難しいようで、なんとここで陣痛促進剤が使われました。でも使う量が絶妙で、一回だけ強烈にいきみたい感じがあった直後に、するっと出てきたんです。
まさに「医師の匙加減」に脱帽といったところです。

何はともあれ、いろんな人に支えてもらって、今回も無事に出産し、母子共に健康で退院してくることができました。
自宅では、魔の2歳児と新生児を抱えて、KAKUともどもテンヤワンヤの毎日ですが、日々成長する子供達の姿を励みに、このブログも新たな段階にパワーアップしていけたらと思っています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

2008年12月20日

出産予定日まで一週間を切り、しかし体調に全く変化なしのみちこです。

今回の妊娠は、切迫早産での入院に始まり、先月末にはウィルス性の胃腸炎にかかったり、現在も原因不明の咳に苦しめられたりと、なんだか受難続きです。
一人目を出産したときは全くのノートラブルで、最初から最後まで快適妊娠生活だったのですが、単純に前回よりもわたしが年をとっているせいか、出産する季節の違いか、もしくは単なる偶然か、今回は勝手が違って戸惑うことばかりです。

そういえば、今回の妊娠がわかったとき、住職にこんなことを言われたのを思い出しました。
「自然界では、こんな時期の出産はありえないんだ」と。
実際、なんのトラブルもなく出産までこぎつけた前回の出産は、予定日が5月末で、産まれたのが6月はじめ。自然界では、この春から夏にかけての陽気の安定した過ごしやすい季節に出産ラッシュを迎えるけれど、人間は一年中いつでも産むことができる。でも、本来なら人間も動物なのだから、冬の寒い季節の出産はいろんな意味で注意しなければならないよ、とそんな話でした。

ところで、話はだいぶ変わるのですが、先日、街角でちょうど1歳くらいの子供を連れた夫婦とすれ違いました。その子は手に持ったおもちゃをしきりに両親のほうに伸ばしながら、「あー」「うー!」と声をあげています。よその人間にはその赤ちゃんが何を言っているのかさっぱりわかりませんが、ご両親は赤ちゃんの訴えがわるのか、何かを答えながら、傍目にはしっかりとコミュニケーショがとれているように見えました。
その様子に、「そうそう、うちの子もしっかりとしゃべりだす前はこんな感じだったな」と懐かしく思いながら、ふと子供のコミュニケーション能力について考えてみました。

続きを読む "受難続きです"
2008年11月16日

今、子育て系のテレビ番組の取材を受けているのですが、その中でこんな質問がありました。

「幼稚園などで、将来お子さんが『お父さんのお仕事はなんですか?』って聞かれたら、どう答えるように教えますか?」

これには、KAKUもわたしも一瞬固まってしまいました。
うちの子はまだ2歳なのでそういう場面に出くわしたことはないのですが、いずれ必ず通る道ですよね。それでとっさにあれこれ考えたのですが、いい答えが見つかりません。「お父さんのお仕事は?」に対しては、「お坊さんだよ」とすぐに言えるのですが、「お坊さんて何する人なの?」と聞かれたら、どう答えたらいいのかわかりません。

少し前に、KAKUがお坊さん仲間とそんな話をしたことがあるらしく、そのときちょうど幼稚園くらいのお年頃の子を持つお坊さんが、「いろいろ考えた結果、お坊さんは『ポクポクチン(お経のときの木魚などの音)する人だよ』ということになった」と言ったそうです。ところが、その場にいた他のお坊さん達からは、「いくらなんでもそれはないだろう!」と一斉ブーイング。でも、そうは言っても、誰もお坊さんの仕事を幼い子に分かりやすく説明できる言葉を、他に見つけられません。

お坊さんの仕事って、何なんでしょう?
特に浄土真宗では、お坊さんにとって最大にして唯一の務めは、お経(念仏)を唱えることだと言えます。でも、けしてそれだけしているわけではないですよね。お寺やお墓の維持・管理もするし、宗派や近隣のお寺との会合もあるし、法事や葬儀の際にご門徒さんの食事の手配をしたり、片づけをしたり、個人的な相談を受けたりもする。
でも、よく考えれば、それはお坊さんがしていることであると同時に、お坊さんの家族がしていることでもある。
また、お寺や僧侶であるのとは全く関係ない場面での言動であっても、その根底にあるのは自らがお坊さんであることによる意識だったりする。
この彼岸寺の活動だって、お坊さんであるからこそのものだし、その中でメディアの取材を受けるのだって、お坊さんでなければあり得ないことですよね。
「お坊さんの仕事」というのは、なんだかつかみどころのないもののような気がしてきました。お坊さんにオンとオフがないことと関連しているのかもしれませんね。

そこで、この場をお借りして皆さまに公開質問!

お坊さんへ。
「お坊さんて、何をする人ですか?」

お坊さん以外の方へ。
「お坊さんて、何をする人だと思いますか?どんな説明がわかりやすいですか?」

2008年11月 7日

ご無沙汰しております、みちこです。
しばらくお休みさせていただいておりました「お寺に嫁ぐということ」ですが、予定していた年明けを待たず、再開できそうです。とは言え、まだ万全の状態というわけでもないので、更新は不定期になってしまいそうですが。

実は第二子を妊娠したのですが、切迫早産で2ヶ月間の入院をしていたんです。
こんなに長い間の入院生活、家族と離れての生活は初めてだったので、入院が決まった当初は理由もなく不安だったのですが、家族や友人・知人のサポートのおかげで、不便も寂しさもなく、かなり快適な入院生活を送っていました。
その間、本当のたくさんの産前産後の母子の様子を目にする機会があり、わたし自身もいろいろと感じることがありました。そんなエピソードも、こちらで少しずつ紹介していきたいと思っております。

出産予定日は年末です。
病院の先生にゴリ押しして半ば強引に退院してきたのですが、まだ当分は自宅安静が必要とのこと。今までの寂しさを取り戻すかのように、激しく濃密なスキンシップを求める娘のご機嫌をとりながら、ぼちぼちとブログ更新と出産準備に取りかかっていこうと思います。
これからも、よろしくお付き合いくださいませ。

2008年9月14日

ご好評をいただいております「お寺に嫁ぐということ」は、著者の都合により当分の間休載させていただきます。
再開は年明けを予定しております。
どうぞご了承くださいませ。

2008年8月31日

ある日我が家の赤ちゃんが、ただボーッと立ったまま、それでもなんだかとっても機嫌よさそうにニコニコしていたので、「何してるの?」と聞いてみました。すると、「立っちしてるの!」と元気なお答え。そして今度はしゃがみこみ、「でも、もうヤーエンコ(お座り)しちゃったの!」と言います。
わたしはその答えに衝撃を受けてしまいました。
ただボーッと立っているだけ。何をしているのかと聞かれても、大人だったら「え?別に・・・」となるところです。でも、赤ちゃんにとっては、「立っちしてるの!」。感覚が、ものすごくストレートでシンプルなんですよね。欲求が複雑で、刺激に慣れきっている大人には、なかなか真似できるものではありません。
一事が万事、赤ちゃんはこんな調子。欲求も単純だし、過去も未来もなく、目の前の「今」という時間だけが全てなんです。
もちろん、こんな赤ちゃんのようなピュアな感性のまま現実の大人社会でやっていくのは難しい、というか周囲には大迷惑です。でも一方で、たくさんのことを知り、経験して、ある程度の分別が身についてしまった大人には味わえない世界を生きている赤ちゃんのことが、少し羨ましくも感じられました。

2008年8月10日

始まりましたね、オリンピック。スポーツ音痴のわたしですが、メディアで特集されるくらい注目度の高い種目や選手は、いちおう気にして見ています。
その中でも、昔から個人的に応援しているのは、柔道の谷亮子選手。同い年の上、学生時代に住んでいたマンションがものすごく近所で、わたしがアルバイトしていたお店にもときどき顔を出していたので、一方的にですが、当時から親しみを感じていました。テレビ放送などで見る谷選手は、48キロ級(学生時代は45キロ級)という小柄ながら、顔つきはキリッと引き締まって、体の小ささを感じさせない堂々たる存在感がありますよね。でも、ひとたび胴着を脱いでオフタイムになると、本当に小柄でものすごく華奢で、子犬のような笑顔を見せる、とってもとってもかわいらしい女の子でした。
今回、惜しくも五輪三連覇ならず銅メダルという結果に終わって、正直、もちろん残念ではあります。彼女が三たびの金メダルを獲り、いつものような王者然とした頼もしいコメントを聞かせてくれるのを、すごく期待していましたから。
でも、やっぱり彼女には心からの拍手を送りたいと思います。同い年で、一時は同じ街に暮らし、結婚や出産も同時期に経験した女性同士として、彼女の存在はとてもかっこよく見え、憧れでした。オリンピックという大舞台を終えた彼女に、「お疲れ様、ありがとう」と伝えたいです。
谷選手のほかにも、女子柔道には思い入れがあるんです。結婚前に勤めていた会社は女子柔道が盛んで、同じ部で働いていた人が何人かオリンピックに出場したときは、みんなで仕事を中断して画面の前で応援した思い出もあります。
わたしにとって個人的に大注目の柔道が既に始まっていることで、今年のオリンピックも強い興味を持って見られそうです。
メダルの数に関わらず、そしてどの国の選手ということにもあまりこだわらず、それぞれの選手が競技に臨む真剣な姿に大いに刺激を受けたい、夏バテ中のわたしです・・・。

2008年8月 5日

お盆のお経参りの帰り道、KAKUがデパートのお惣菜屋さんで夕飯のおかずを買ってきてくれることになりました。そのときのKAKUの格好は、着物に間衣(黒い装束)、頭は丸坊主。一目見てお坊さんとわかる装いです。
お芋の煮物と炊き合わせと夏野菜のサラダをレジに預け、隣にあった鱧の煮凝りに手を伸ばしかけた瞬間、「やっぱりお坊さんは野菜ばっかり食べるんですね」と、頭上からの一声。顔を上げると、レジ係のお兄さんが、KAKUの姿と買い物の内容を見比べながら、納得顔のご様子だったとか。KAKUは、鱧の煮凝りに伸ばしかけた手を、思わず湯葉に向かって方向転換させてしまったそうです。
家に帰ってきても、「鱧の煮凝りが食べたかったー。今しか食べられないのにー。」と、名残惜しそうにしていたKAKU。
開祖・親鸞聖人が一早く肉食妻帯を実行した浄土真宗ですが、「お坊さん」という一括りのイメージの中では、やっぱり精進料理ばかり食べていると思われているのでしょうか。そんなイメージを裏切れず、思いがけず買ってきた湯葉のお刺身ですが、お味はとっても美味。湯葉が大好きなわたしにとっては、棚から牡丹餅のご馳走でした。ついでに、翌日の赤ちゃんの朝ごはんにも重宝できて大満足です。

2008年7月27日

昨日ご案内した8月7日の「暗闇ごはん」は、おかげさまで満席となりましたので、予約受付を締め切らせていただきました。
ご希望に添えなかった皆様、本当に申し訳ございません。
通常の「暗闇ごはん」は毎月一回のペースで開催しており、次回は8月末頃を予定しております。
詳しい日時が決定次第、こちら彼岸寺のウェブサイトで告知いたしますので、どうぞその機会にお申し込みくださいませ!

なお、彼岸寺メールマガジン購読にご登録いただきますと、ウェブサイトでの告知に先立って先行予約が可能です。メールマガジン発行時で予約が埋まってしまい、ウェブサイトでの告知に至らない状況が続いておりますので、「暗闇ごはん」に興味をお持ちの方は、メールマガジン購読にご登録をおすすめします。

ご登録はinfo@higan.netまで
※現在、システム上の都合で、自動登録ができなくなっております。お手数ですが、上記アドレスまでご連絡下さいませ。

2008年7月20日

東京はお盆も無事に終わり、この三連休からいよいよ夏休みですね、世の中は。でも、お寺では何も変わりはありません。土曜日曜に比較的はっきりとした仕事が多いといういうだけで、特に休日というのがないので、ともすると、曜日の感覚も連休の感覚もなくなってしまいます。せいぜいゴミの収集日で曜日を気にするくらいです。
ところで、夕べ寝ているときに、KAKUが隣で寝ていた赤ちゃんに、目の上に思いっきり踵落としを受けて悶絶していました。以前にも、赤ちゃんの投げたテレビのリモコンが眼球を直撃して、眼科のお世話になったことが。今回も、一晩たっても痛みがとれないので、「また病院行きかなぁ」とぼやいています。風邪や頭痛、腹痛なんかでは、ちょっとやそっとでは病院のお世話になることもありませんが、目は自分で治せる気がしないので心配ですよね。
ところが、いつも行く近所の眼科は本日休業。連休なので、もちろん明日もお休みです。
こんなときには、「まったく三連休なんて・・・」と恨めしく思ってしまいます。会社に勤めていた頃は、連休というだけで、たとえ何も予定がなくてもなんとなくウキウキしたものなのに、今は連休どころか土日祝日の高揚感もありません。病院もやっていないし、銀行もやっていないし、連休を利用して訪ねてくれた友人を浅草案内に連れ出しても、休みでどこも混雑しているし、まるでいいことなし。
普段は、だからといってそれほど不便も感じませんが、今回のように、急に病院に行きたい!というときに連休だと困ってしまうんですよね。
でも、往来の人ごみに子供の姿が目立ち、みんなどことなくはしゃいで見える様子は、そう悪くもないものですね。

寺とは縁もゆかりもなかった女の子がお坊さんと恋をして、お寺に嫁ぐ。このケース、実は最近けっこう多いんです。このコーナーでは実際にお寺に嫁いだ寺嫁(てらよめ)の視点から、恋愛・結婚・出産・子育てなど、お寺での生活について現在進行形で体験レポートしていきます。
みちこ
ふつうのOLから思いがけず浅草のお寺に嫁ぐ。子どもと旦那(お坊さん)の世話に追われながらお寺を切り盛りする忙しい日々。